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日々をアレコレ

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2016年12月06日

GR-CITRUSで.NET MicroFramework

GR-CITRUS を.NET MicroFramework対応させる手順メモ。基本的にはNETMF for RXのドキュメント(PDF) のBuild stepsに書いてある手順に従うのだけれど、何点か違うことも併せて書いておく。

  1. GCCのインストール

    GR-CITRUSのmrubyソースをmakeする方法 - Qiita にある GNU Toolsサイトへの登録 から rx631用のrx-elf-gccのセットアップ までを参考にGNURXv1403-ELFをインストールする。以下、インストール先は C:\cross\KPIT\GNURXv14.03-ELF とする。

  2. Visual Studioのインストール

    Visual Studio 2012 Expressが推奨されているけど、僕はVisual Studio 2013 Community Editionでファームのビルドをした。Visual Studio 2015でもできるのかもしれないけど、インストールした内容によってはできないかもい。何が必要なのかは未確認。

  3. .NET MicroFramework SDKのインストール

    .NET Micro Framework - Download: SDK v4.3 (QFE2-RTM) から FULL ZIP FIle of all SDK Filesをダウンロードして、SDKと利用するVisual Studioに合わせた拡張機能をインストール。僕は Visual Studio 2015の拡張機能を使った。今回、作るファームは .NET MicroFramework v4.3なので、.NET Micro Framework 4.4 リリース – デバイスとITの架け橋 を参考に、拡張機能の更新をしないように注意が必要。

  4. .NET MicroFramework Porting Kitのインストール

    .NET Micro Framework - Download: .NET MF 4.3 RTM (QFE1) から Porting Kit 4.3 (RTM QFE1) をダウンロードしてインストールする。インストール先は、C:\MicroFrameworkPK_v4_3とする。

  5. NETMF for RXのソースをダウンロード

    NETMF for RX - Source Code から、ファームのソースをクローンするなり、ZIPでダウンロードして展開して、C:\MicroFrameworkPK_v4_3以下にコピーする。

  6. I2Cを使うためのソースファイルの書き換えをする。

    GR-SAKURAではI2Cを使うポートがADの4番、5番を使っているのけど、GR-CITRUSには出ていないのでそのままでは使えないので、C:\MicroFrameworkPK_v4_3\DeviceCode\Targets\Native\RX631\DeviceCode\RX631_I2CSW\RX631_I2CSW.cpp の26,27行目を次のように書き換える。

    #define SCLPIN RX63N_GPIO::P42
    #define SDAPIN RX63N_GPIO::P43
    

    こうすると、GR-CITRUSの16,17番ピンがSCL、SDAになる。

  7. C:\MicroFrameworkPK_v4_3\setenv_base.cmdを書き換える(VS2013/VS2015を使う場合)

    標準のsetenv_base.cmdはVS2012以前を使う設定になっているので、VS2013/VS2015を使う場合は、82~83行目を書き換える。VS2013の場合は、

      IF NOT "%VS120COMNTOOLS%" == "" (
          CALL "%VS120COMNTOOLS%vsvars32.bat"
    

    VS2015の場合は、

      IF NOT "%VS140COMNTOOLS%" == "" (
          CALL "%VS140COMNTOOLS%vsvars32.bat"
    
  8. ファームをビルドする。

    1. コマンドプロンプトを開く。
    2. C:\MicroFrameworkPK_v4_3\に移動する。
    3. setenv_base.cmd GCC 4.8-GNURX_v14.03 C:\cross\KPIT\GNURXv14.03-ELF\rx-elf\rx\elf RX を実行する。
    4. set PATH=%PATH%;C:\cross\KPIT\GNURXv14.03-ELF\rx-elf\rx-elf\bin を実行する。
    5. msbuild.exe build.dirproj を実行して、ポーティングキットツールを作成する。

      エラーが幾つか発生してもそのまま進んでOK。僕の環境では、VS2015を使う設定でビルドすると300個以上のエラーが発生して、それでは続くファームのビルドも失敗するので注意。

    6. C:\MicroFrameworkPK_v4_3\Solutions\GR_SAKURAに移動する。

    7. msbuild.exe dotNetMF.proj /t:build /p:flavor=release;memory=flash を実行して、ファームのビルドをする。
  9. ファームをGR-CITRUSに書き込む。

    ファームのビルドに成功すると、C:\MicroFrameworkPK_v4_3\BuildOutput\RX63N\GCC4.8\le\FLASH\release\GR_SAKURA\binにtinyclrnbl.mot ができているので、それをGR-CITRUSに書き込む。詳しい方法は、GR-CITRUSにmotファイルを書き込む方法 - Qiita を参考に。

  10. ドライバのインストール

    GR SAKURAで.NET Micro Frameworkを使おう – デバイスとITの架け橋 を参考にUSBドライバをインストールする。

これで、GR-CITRUSで.NET MicroFrameworkを使うことができる。


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